ランドセルコラム

ランドセルが汚れた!きれいに保つ清掃法

ランドセルに傷や汚れがついて落ちない、と困った経験はありませんか?

遊び盛りの子どもたちですから、どんなに大切に使っていても、雨で濡らしたり何かにぶつけて傷をつけたりすることだってあるでしょう。

とはいえ、6年間使うものですから、できるだけきれいな状態を保ち続けたいですよね。

そこで、ランドセルの傷や汚れを防ぐために、日常的に心がけたいお手入れやメンテナンスの方法をまとめました。

 

 

文房具の汚れはどうやって落とす?

ランドセルで汚れやすい部分といえば外側のイメージがありますが、内側も汚れやすい部分です。ペンケースからこぼれた鉛筆や水性ペンで、大マチの底や側面を汚してしまうこともあります。活発に動く子ほど、汚れやすい傾向にあるようです。

こうした文房具の汚れは、乾いた布などで拭いても簡単には取れないこともありますので、汚れに合わせて対処することがポイントです。

 

お手入れのポイント

文房具の汚れは、それぞれの成分に合った対処法で汚れを落とします。

たとえば、鉛筆の汚れには消しゴムで軽くこするだけで落とせます。強くこすると、内側の革を傷める場合がありますので、丁寧に扱うのもポイントです。

水性ペンの汚れは、水拭きをするだけで落ちることもありますが、落ちにくい場合には、乾いた布に中性洗剤を薄めた液をつけて拭き取ると良いでしょう。

油性ペンやボールペン、墨汁などの汚れにはベンジンが効果的。布や綿棒にベンジンを付けて、汚れた部分を叩きながら拭き取ります。油性ペンの場合は、ベンジンの代わりにサラダ油でも落ちることがあります。

 

やってはいけないこと

ベンジンは、ランドセルの素材によっては傷む場合があります。汚れを落とす前に、見えない部分にベンジンをつけて傷まないかチェックした上で使用することをおすすめします。

また、汚れ度合いによっては上記の方法で完全に落とせないケースもあります。無理に落とそうとゴシゴシこすると素材を痛める原因になるかもしれませんので、専門のクリーニング店やランドセルメーカーに相談することをおすすめします。

 

 

汗ジミの対処法は?

大人と比べて子どもは新陳代謝が高く、たくさんの汗をかきます。その汗がランドセルの背あてや肩ベルトの部分に染み込んで、乾燥した後にシミができたり、革が湿って弱くなったりする場合があります。

特に、汗をかきやすい梅雨時期や夏場に汗ジミをそのまま放置しておくと、カビの原因になる可能性もありますから、注意が必要です。

 

お手入れのポイント

汗ジミの対処は、きれいな布に中性洗剤を薄めた液を染み込ませて軽く拭き取るだけで大丈夫です。牛革の場合、抜き取った後に革専用の防水スプレーをさっと吹きかけると、汗をはじいてくれるので汚れがつきにくくなります。

ランドセルを保管する場所も、できるだけ湿気の少ない場所を選びましょう。カビが生えるのを防げます。

また、ランドセル用の汗取りパットを使うのも一手です。汗取りパットは、ランドセルメーカーでオプションとして扱っているところもありますし、量販店やネットスーパーなどで汎用品を扱っていることもあります。汚したくない方は、あらかじめ汗取りパットを付けておきましょう。

 

やってはいけないこと

アルコールや漂白剤は、ランドセルの素材を痛めるため、絶対に使用しないでください。

クリーニング店でシャツの汗ジミ取りなどに使われるようなアルコール洗剤には、革の組織を破壊することがあります。ちょっと使用しただけでも、革がボロボロになるケースがありますから使わないようにしましょう。

また、市販の漂白剤を使うと色落ちや変形の原因になる場合があります。「背あてが白いから大丈夫だろう」と安易に使うと素材を痛めますから、ひどい汚れの場合は専門のクリーニングに出す方が安全です。

 

 

雨に濡れたらどうする?

最近のランドセルは、本革やクラリーノ(人工皮革)など素材を問わず、防水加工や撥水加工がされている商品が主流です。こうした商品なら、ちょっとくらい雨に濡れてもランドセルにダメージを与えることはありません。

ただ、ゲリラ豪雨のような突然の大雨に降られると傘だけでは雨から守れず、ランドセルの内側までびしょ濡れになることもあるでしょう。

濡れたランドセルはしっかり乾かさないと、変形やひび割れ、カビなどの原因につながります。

 

お手入れのポイント

雨で濡れたランドセルのお手入れのポイントは、乾いた布で雨水を拭き取り日陰で自然乾燥させること。できるだけ換気の良いところに置いて乾かしましょう。

クラリーノは、本革と比べて雨に強いといわれますが、ランドセルの内側まで防水加工が施されていない商品もあります。こうした商品だと、濡れた内側から変形やシワが生じる恐れがありますから、内側も乾いた布で拭き取って日陰で自然乾燥させます。

 

やってはいけないこと

先ほど述べたように、最近のランドセルは牛革でもクラリーノでも撥水加工が施されており、雨で濡れたくらいでは傷みにくい仕様になっています。ちょっと濡れたからといって表面を何度もゴシゴシ拭くと、コーティングが剥がれてしまい、撥水作用が薄れる可能性があるので、強くこすらないことがポイントです。特に牛革は、シワの原因につながりますから注意しましょう。

また、ドライヤーやストーブなどで乾かすのはNG。熱風を浴びせると、シワが生じるなど素材にダメージを与えますから、必ず自然乾燥で対応しましょう。

 

 

まとめ

ランドセルに傷や汚れがついても、適切に処置することで、ある程度はカバーできます。とはいえ、どれだけ対処をしても汚れや傷から完全に守るのは困難です。しかし、時が経てばそうした汚れや傷が風合いとなって、卒業後に「良い思い出」になるかもしれません。

できるだけきれいな状態で保ちたい方には、水や傷に強い商品や保証の付いた商品を選ぶのもポイントです。ランドセルメーカーの中には、汚れにくい工夫を施すなどトラブルにも強く6年間の保証もついているところもあります。さまざまなケースを考えて、安心して使えるランドセルを選びましょう。

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