兄弟や姉妹のいるご家庭で、弟や妹のランドセルを選ぶとき「お兄ちゃん(お姉ちゃん)と同じものが良いのか、それとも違うものが良いか」と、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。子どもが「同じので良い」と言っても、後になってから「違うのが良かった」と言われるケースも、よくある話です。
兄弟・姉妹のランドセルは同じものが良いのか、それとも違うのが良いのか。ネットの口コミ情報から、親御さんがどのように対応しているか見ていきましょう。
兄弟・姉妹で同じランドセルを使っている人の意見
まずは、兄・姉と同じランドセルを選んだ方の意見を見ていきましょう。
弟のランドセルは他のランドセルにしたいと思う部分は全くなかったです。重さの点から牛革でなくクラリーノが良かったかな、と思うのですが、兄弟で最初から差をつけるのも本意ではなく。
参照:アメブロ
1人目の時に、よーく吟味して池田屋だったから。下2人も池田屋。
参照:ママスタ
同じランドセルを選んだ方は、兄・姉のランドセル選びで「気に入ったメーカーやデザインだったから」「弟・妹にも勧めた」という意見が目立ちます。
2回目のラン活となれば、1回目の経験を生かしてランドセル選びができるようですね。
兄弟・姉妹で違うランドセルを使っている人の意見
次に、兄・姉とは違うランドセルを選んだ方の意見を見ていきましょう。
上の子は山本。下の子は池田屋。それぞれが好みの物を選んだ。
参照:ママスタ
長女(小5)の時は、絶対ココ!ってところのランドセルにしました。でも本人も気に入った色だけど革で重たいらしく、妹(小2)には軽いやつがいいと推してました。同じところで買いましたが、小柄な次女だったので、少しでも軽いクラリーノタイプに。”
参照:ライブドアブログ
姉がチェリーピンク、横にリボンとティアラの刺繍。妹がワインレッドに茶色の縁取り。横の刺繍が薔薇。姉は自分で選んだランドセル。妹はいつも姉(3学年上)にアドバイスを聞くので、そうなったのかもしれません。
参照:ウィメンズパーク
長女はがたいも良くて、親の意見を採用(というかまるでランドセルに興味がなかった)。本革で重いけど、いいやつ(受注生産の限定カラー)に。次女は華奢で本革に耐えられないと判断して泣く泣くクラリーノを選びました。デザインは刺繍がたくさん入った可愛いのを(次女は納得させるまでが大変だった)
参照:ライブドアブログ
違うランドセルを選んだ方は、兄・姉のランドセル選びでの失敗から学んで選び直したり、子どもの体型を重視して選んだりといった声が多く見られます。なかには、親の意見より兄・姉の意見を聞いて選んだという方もいるようです。
双子の場合はどうする?
最初のラン活の経験を生かし、子どもが納得して選んだのであれば、兄弟・姉妹でランドセルが同じでも、違っていても問題ないでしょう。
では、双子の場合はどのように選ぶと良いのでしょうか。これも口コミを見ると、「同じランドセルにした」「違うものを選んだ」と意見が分かれています。
同じランドセルを選んだ意見
双子で違うメーカーってどうなんや?と。(中略)双子ランドセルは一緒に劣化が進んでいくから差が付いても嫌だな…とか。あとから互いのが良かったとかトラブルが面倒。ネット検索したけど同性の双子でランドセル違うメーカー選んだ人はあまりいないぽい。メンテナンスのこととかも考えると、やはり同じメーカーの方がややこしくなくていいかーと。
参照:アメブロ
違うランドセルを選んだ意見
年長の双子女児、ランドセル選びを始めました。(中略)実際選ばせてみると、一人は赤一色の昔ながらのランドセルが欲しいらしく、もう一人は水色ベースでピンクの縁取りのランドセルが欲しいそうで…。何とか赤に誘導しようとしましたが(笑)、ダメでした。(中略)いつかもう一人のものと比べて、こっちが良かったと喧嘩になったら面倒だなというのが本音です。
参照:ウィメンズパーク
双方に共通するのは、「違うランドセルだと喧嘩になる」という意見。そのためか、双子の家庭では同じランドセルを選ぶ方が多いようです。
もちろん、子どもの意見を尊重することが大切ですが、成長して価格や素材が異なることへの不公平感がわかるようになるとトラブルになりやすいので、同じランドセルにした方が良いかもしれません。
「どうしても違うのが良い」という場合、同じメーカー・素材で色違いにするとか、同じランドセルでも違う刺繍を施すなど、オリジナリティを与えることで解決できる場合もあります。
「おさがり」はやめた方が良い?
歳の差が離れている兄弟・姉妹の場合、上の子が使っていたランドセルを下の子に使わせたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。ランドセルの価格はここ数年上昇傾向にありますから、出費を抑えたいという方は「おさがり」で済ませたいと思う方も少なくないでしょう。
一方、古いランドセルを背負っていることで、同級生から「からかわれる」という心配もあります。
新一年生ですから、できれば新品ランドセルを与えた方が、後々のトラブルを避けられますが、子どもが「古くても平気」と望むのであれば、おさがりでも大丈夫でしょう。くれぐれも、親が押し付けないことがポイントです。
まとめ
兄弟・姉妹でランドセルが同じでも、違っていても、子どもが納得して選んだのであれば問題ありません。でも、納得せずに選ばせると「同じのが良かった」「違うものが欲しかった」とトラブルの原因になってしまいます。
また、違うものを選ぶときは素材や価格に差があると不公平感を生み、喧嘩になることもあります。子どもの意見を尊重しながらも、できるだけ不公平感が生じないよう選ぶことがトラブルを避けるポイントです。