ランドセルコラム

ランドセルを片づけない子は、どうする?片づけ上手のポイント

「学校から帰ったらランドセルをポイッ!」と、片付けられない子どもに困っている方も少なくないでしょう。

ランドセルを片付ける場所を決めたにも関わらず、玄関や床に置きっぱなしにして、遊びに出かけたり部屋でゲームに夢中になったり。怒りたくなる気持ちもわかりますが、実は、片付けないのには理由があるのかもしれません。

そこで今回は、ランドセルを片付けない子どもに悩んでいる方へ、片付けさせるポイントを紹介します。

 

 

ランドセルを片づけない理由を子どもに聞く

片付けが苦手な子には、まず片付けない理由をヒアリングしてみましょう。その際、「なぜ片付けないの?」と一方的に問い詰めるのではなく、「どこなら片付けられるかな?」と優しく問いかけ、子どもに考えさせることがポイントです。

子どもがランドセルを定位置に戻さないのには、理由があります。「ランドセルが重いから家に帰ったらすぐに脱ぎたい」「2階まで持って行くのが面倒くさい」といった答えも、“言い訳”ではなく“片付けられない理由”なのです。

その上で、「どこにランドセル置き場があると良い?」と子どもと一緒に考えてみましょう。怒るのではなく相談することで、子どもに「自分のことを考えてくれている」と思わせるのも大切です。

もしかすると、廊下やソファーなど、置いて欲しくない場所を答える子もいるかもしれません。「そこだと家族みんなが困るから」と、ランドセルを置きっぱなしにしてはいけない場所をきちんと伝えることもポイントです。

 

 

ランドセル置き場は生活動線上に設置する

ランドセルを片付けないのは、「生活動線上にランドセル置き場がない」のが理由かもしれません。

たとえば、ランドセル置き場を2階の子ども部屋と決めていても、学校から帰ったら1階のリビングに向かいそのまま宿題をする子だと、「2階まで持って行くのが面倒くさい」と、リビングに放置してしまうことがあるでしょう。低学年の子に多いケースですが、この場合、ランドセル置き場をリビングに設置した方が片付けられるようになるかもしれません。

リビングに置きたくない場合は、玄関からリビングの間にランドセル置き場を設置すると良いでしょう。玄関や廊下に収納スペースがあれば、そこをランドセル置き場にしても良いですし、置き場を複数箇所に設けるのも一手です。

いずれにせよ、子どもが帰宅してからの生活動線上でいちばんスムーズに片付けられる場所を探し、そこにランドセル置き場を設置することで、廊下やソファーに放置するといった状況を改善しやすくなります。そして、高学年になって自分の部屋で勉強するようになれば、ランドセル置き場を子ども部屋に移せば良いでしょう。

 

 

ランドセル置き場の近くに学用品置き場も設置する

これも生活動線に関係することですが、ランドセル置き場と教科書などの学用品の置き場が離れていると、部屋の移動が多くなり、子どもは片付けるのを面倒に感じてしまいます。ランドセル置き場の近くには、教科書や体操着などの学用品置き場も設置しましょう。

本来、それに適した場所が子ども部屋ですが、リビングで勉強をすることが多い子の場合は、リビングにまとめるのが適切です。ランドセル置き場を兼ねた収納ボックスなどを設置して、できるだけ一カ所にまとめられるよう配置を工夫します。

高学年になって自分の部屋で勉強するようになれば、ランドセル置き場や収納ボックスを子ども部屋に移せば良いので、そのときの子どもの生活スタイルに適した環境を作ってあげることがポイントです。

 

 

収納ボックスは「子どもの使いやすさ」を重視して選ぶ

ランドセル置き場を、収納ボックスに設置している家庭も多いと思います。その収納ボックスを選ぶときは、子どもの成長に合わせて使いやすいものを選ぶことが大切なポイントです。

よくある失敗談として、「おしゃれでインテリアにピッタリなモノ」など見た目だけにこだわって親が選んだものの、結局子どもは使ってくれないというケース。使わない理由を聞くと、「収納する位置が高すぎて、重いランドセルを置くのが大変」とか、「逆に低すぎるので置きにくい」といった声も聞かれるようです。

見た目のデザインも大切ですが、子どもが片付けやすく、かつ取り出しやすいといった「使うときの動作」を考えて選ばないと、せっかく購入したお気に入りの収納ボックスでも使わなくなってしまいます。

また、収納ボックスのサイドにフックを付けて、ランドセルをかけるスタイルもよくみられます。フックにかけるだけなので片付けやすいと思われがちですが、高学年になると使わなくなることもあるようです。学年が上がると教材が増え、ランドセルが重くなります。重いものをフックにかける行為は子どもにとって難しい場合もあり、結局、フックにかけられず床に置きっぱなしにするというケースもあるようです。

子どもが使いにくそうにしているのであれば、より簡単な方法にしてあげることも大切。一番良いのは、収納ボックスの上に「置くだけ」にすると、片付けられるようになります。この場合、小学生のときは身長が大きく伸びるので、収納ボックスの高さが重要なポイントです。そのときの身長にあわせてランドセル置き場を変えられる、階段状の収納ボックスを選ぶのも一手でしょう。

もっと手軽にするなら、大きなカゴを床に置いて、そこにランドセルを”入れる”という方法もあります。いずれの場合も、子どもが使いやすい収納ボックスを選ぶことが大切です。

 

 

まとめ

部屋が散乱する理由は、「片付けたいところに収納スペースがない」ということも原因の一つといわれます。おもちゃや新聞・雑誌などがいつも散乱する部屋の場合、使う場所の近くにおもちゃ箱やラックを設置すれば、自然と片付けられるようになります。

ランドセルもこれと同じ。片付けられないのは子どもが怠けているのではなく、子どもにとって使いやすい場所にランドセル置き場がないことが原因なのかもしれません。

まずは子どもの意見を聞き、どこなら片付けられるか相談にのってあげましょう。そのうえで生活動線を確認し、子どもにとって使いやすい収納スペースやサイズを決めることによって、片付けができる子に成長するのではないでしょうか。親が一方的に決めるのではなく、子どもに寄り添い一緒に考えてピッタリのランドセル置き場を与えてあげましょう。

 

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