小学校入学時にランドセルを選ぶと思いますが、そこで初めて価格について知る人もいるでしょう。
6年間使うためには高価なランドセルにすべきだと思うかもしれませんが、重視したいポイントはコスパの高さです。
費用対効果を比較した際に、納得できるものを選べるようにしましょう。
ここでは、安くても安心の高コスパランドセルをランキング形式で紹介していきます。
ランドセルを検討している人は参考にしてみてください。
メーカーで相場が異なる
ランドセルを選ぶ時、最初に価格の幅広さに驚く人も多いでしょう。
ランドセルは各メーカーによって商品やこだわりも異なりますが、相場も全く違ってきます。
同じランドセルであっても、昭和50年(1974年)では10,000円前後でしたが、昭和60年(1985年)は23,000円と平均価格が倍以上になっています。
昭和60年代はちょうどバブル景気時代であり、景気の良さがランドセルにも反映された形です。
さらに平成に入って以降、ランドセルの価格は33,000円~35,000円くらいが平均価格となっていますが、平成25年(2013年)以降はさらに平均価格が40,000円台になってきています。
その後、平成30年(2018年)では平均価格40,000円~54,999円でしたが、令和3年(2021年)では平均価格40,000円~65,000円までの価格を中心に、ほぼ同等の人気があることがわかりました。
その結果、ランドセル選びで好きな色やデザインが重視されていることも判明しています。
ランドセルの価格は平均価格だけでなく、メーカーによっても相場が異なります。
同じモデルを大量に生産するメーカーもあれば、一つひとつを職人が手作業で作るメーカーもあり、これらによって相場も変動しているのです。
また、使用されている素材も人口か本革かで変わるだけでなく、オーダーメイドで部分的にデザインや素材を変えるなどのオリジナリティも価格に反映される傾向です。
各メーカー独自のランドセルになれば、価格も相場に反映されるという仕組みです。
また、色に関しては工房系よりも大手メーカーの方が充実しているため、ランドセルの平均価格も選ぶ点やメーカーによって相場が幅広くなっているということでしょう。
安くて高機能!大手メーカーのランドセル
工房系のランドセルは、すべて職人が手作りしているため、生産数に限りがあります。
本革ランドセルが多く、デザインも独自のものが多いので他の人とかぶりにくくなっています。
しかし、人気のブランドでは数年前から予約が埋まっていたり、発売開始日に購入できなかったりするだけでなく、価格も大手メーカーと比較すると倍以上になってしまいます。
大手メーカーは、長年の歴史から高機能なランドセル作りが可能なだけでなく、生産体制が安定しているので価格も安い傾向です。
そのため、大手メーカーのランドセルは機能面だけでなく安さも備えているのが魅力となります。
ここでは、安くて高機能な大手メーカーを紹介していきます。
ニトリ
「お値段以上、ニトリ」のキャッチフレーズでおなじみのニトリでも、ランドセルの販売を行っています。
ニトリのランドセルは、6年間使用することをメインに考えて製品作りをしたものです。
豊富なカラーバリエーションと刺繍などのデザインを豊富にし、誰もが好きな色に出会えるような工夫がされています。
70㎏の耐久試験にも合格したニトリのランドセルは、女の子に人気のパールピーチや男の子に人気のナイトなど10種類のカラーを備えた「メチャピカ」、シックな色合いでスッキリしたデザインの「cubee」などがあります。
価格は29,900円~49,900円で、安くて高機能なランドセルといえるでしょう。
コストコ
会員制の倉庫型店舗を展開しているコストコでも、ランドセルを販売しています。
コストコで販売されているランドセルは、有名ランドセルブランドの「ふわりぃ」のコストコモデルです。
コストコ=格安なイメージがあるため、ランドセルも型落ちなのではと思うかもしれませんが、オリジナル商品なのでその年の最新モデルが購入できます。
ふわりぃ背カンやふわりぃ肩ひもでフィット感や安定感があり、収納力も抜群です。
日本製で6年間のメーカー保証もありますが、価格は2023年度モデルが27,800円とどこよりも安いのがポイントでしょう。
イオン
世界的な小売企業のイオンでも、オリジナルランドセルを取り扱っています。
人気の「トップバリュ かるすぽランドセル」は、軽々背負えてすっぽり入るのをコンセプトとした機能が充実しています。
さらに24種類のカラーバリエーションから、好きな色が見つかりやすいのも特徴です。
毎年の定番カラーからトレンドカラーまで幅広く備えていても、価格は30,800円~39,600円までの安い価格帯となっています。
5万円以下でおすすめ!ランドセルランキング
大手メーカーでも、機能面や価格においてコスパの良いランドセルが豊富であることがわかりました。
ここでは、さらに5万円以下のランドセルに注目したおすすめランキングを紹介します。
1位:セイバン
「天使のはね」や「モデルロイヤル」シリーズが人気のセイバンを、テレビCMで知っている人もいるでしょう。
セイバンの「天使のはね」は、98%の医師が勧めたいと評価している商品であると同時に、小学生全学年にも選ばれているランドセルです。
さらに4万円台で購入できる「ユアメイト」は、「天使のはね」を搭載しているので背負いやすさがあるだけでなく、飽きのこないシンプルなデザインも6年間使いやすいでしょう。
女の子向けの「ユアメイト ハンナ」、男の子向けの「ユアメイト ウィリー」共に日本製で6年間の修理対象です。
2位:ふわりぃ
1967年から、業界初のクラリーノランドセルを発売している老舗メーカーです。
ふわりぃは、デザインやカラーが充実しているだけでなく、オーダーメイドランドセルも手掛けています。
幅広く展開しているランドセルメーカーですが、価格帯も豊富に設けているので5万円以下でも満足できるのが特徴です。
男の子・女の子ランドセル「マイフレンド」は、公式ショップ限定ランドセルで価格も4万円以下で購入できます。
女の子ランドセル「ジュエルスタイル」は5万円以下で購入でき、2色のカラーが目を引きます。
男の子ランドセル「タフスタイル」も、5万円以下で購入できるランドセルで、コンビカラーの組み合わせでかっこよさを強調できます。
ふわりぃのランドセルは価格に関わらず、機能面や収納力も高いのがポイントでしょう。
3位:フィットちゃん
株式会社ハシモトの「フィットちゃん」は、昭和21年に創業したメーカーです。
ランドセルの重さが負担にならないように、背負いやすさを重視しているのが特徴です。
その中でも4万円台で購入できるのが「フィットちゃん201」です。
シンプルなカラーやデザインなので、6年間飽きることなく使いやすくなっています。
重さ1100g前後という軽さで、反射ベルトや教材が入りやすい幅になっています。
6年間の安心保障も付いているので、価格以上の満足度を得られるでしょう。
ランドセル選びは、主に小学校入学の1年前くらいから始まります。
その時に初めてランドセルの仕組みや価格に触れる人も多いでしょう。
ランドセル購入前に、大体の価格やメーカーの特徴などを知っておくと選ぶ時もスムーズです。
毎年ランドセルの人気トレンドやカラーも登場するため、この記事を参考にしながらコスパの良いランドセルを探してみましょう。