一般的に使われているランドセルの素材と言えば、人工皮革です。
しかし最近は、高級感や耐久性が優れていることから「牛革」を使ったランドセルを選ぶ方も少なくありません。
周りとの差を付けるために刺しゅうやびょう、形などにこだわりたいと考えている方が多い中、牛革の高級感で個性を演出しようとする方も増えているのです。
今回は、ランドセルに使われている素材の違いや牛革のメリットデメリット、牛革ランドセルを取り扱うランドセルブランドのランキングをご紹介します。
おすすめの牛革ランドセルを知りたい方はもちろん、素材に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ランドセルの素材にはどんなものがある?
一般的に使われているランドセルの素材には、牛革・コードバン・人工皮革の3つが挙げられます。
今回おすすめする牛革に加えて、他の2つの素材の特徴も確認していきましょう。
牛革
革の中でも比較的加工しやすいのが特徴の牛革は、流通量も多いです。
鞄や財布、ランドセルだけでなくインテリアなどに使われることもあるほど万能な素材と言われています。
牛革が素材として使われ始めた時は耐水性や重量の問題がありましたが、現在は技術が向上したため、かなり改良されています。
コードバン
牛革・人工皮革と比べて特に耐久性や高級感が高い素材です。
1頭の馬から削り出せる量が非常に少ないため、コードバンで作られたランドセルは非常に高額になります。
しかし、耐水性が悪いこともあり、小学生にとってはお手入れが面倒だったり難しかったりすることも多いです。
重量もどの素材よりも重いため、諦める方も少なくありません。
どうしても最高クラスのランドセルを持たせたいという場合は、コードバンを使ったランドセルの購入を検討しましょう。
人工皮革
ランドセル素材の中でも最も多く普及しているのがクラリーノなどの人工皮革です。
豊富なカラーから選べたり耐水性に優れていたりする上、4万円以下で買えるというのが人工皮革ランドセルの魅力になっています。
しかし、牛革やコードバンに比べると耐久性や高級感がないものが多いです。
6年間毎日使うものなので、耐久性を重視する方がほとんどでしょう。
人工皮革ランドセルの購入を検討している場合は、中でも耐久性に優れたものを選ぶようにしてください。
牛革のメリット・デメリット
牛革は、高級感や耐久性がほしいけど費用を抑えたいという方におすすめの素材です。
ここからは、牛革ランドセルのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
コードバンと比べると劣りますが、比較的安く高級感と耐久性の高さを取り入れられるのが最大のメリットになります。
牛革ランドセルは「とにかく見た目の高級感を重視したい」、「6年間壊さずに使えるか心配」という方に安心して使っていただけます。
牛革ランドセルはシンプルなデザインのものが多いですが、見た目の高級感が十分に個性を演出してくれるので心配ありません。
デメリット
耐久性がある分、人工皮革ランドセルよりも重さがあります。
耐水性も若干劣っているので、人工皮革よりも手入れが大変になりがちです。
また、数に限りがあるのですぐに売り切れてしまう可能性が高いのもデメリットでしょう。
牛革ランドセルを選ぶ場合は、お子様の体力や体格、通学の距離と相談しながら決めると良いかもしれません。
おすすめの牛革ランドセル
牛革ランドセルを取り扱うブランドは多く存在しますが、その中でも特に人気のブランドはどこなのでしょうか。
ここからは大手ランドセルメーカーであるセイバンやフィットちゃん、牛革を多く取り扱う池田屋などの特徴をご紹介します。
1位:セイバン
天使のはね機能で有名なセイバンは、大正8年に創業した会社です。
デザイン・カラー共に多くのランドセルを用意しているので、子どもにもとても人気です。
セイバンはとても多くの方から選ばれているため、信頼も厚く、手に取りやすいブランドの1つです。
もちろん牛革を使ったランドセルも取り扱っており、天使のはね機能も搭載されています。
牛革ならではの重さがそれらの機能によって軽減されるため、牛革ランドセルの中でも比較的取り入れやすくなっています。
「牛革ランドセルにしたいけど、どのブランドを選べば良いのかわからない」という方は、まずはセイバンの牛革ランドセルをチェックしてみるのがおすすめです。
2位:フィットちゃん
姿勢をケアしつつ高学年になっても背負いやすさの変わらない作りが特徴のランドセルを取り扱っています。
フィットちゃんの牛革ランドセルには、そのような高い機能性に加え、安全面を重視した機能が搭載されているものがあります。
牛革ランドセルは高級感を重視していることがほとんどであるため、反射材がついていないものも多いです。
少しでもお子様の安心・安全を考慮したいという方は、フィットちゃんの牛革ランドセルをチェックしてみてください。
3位:池田屋
牛革ランドセルを多く取り扱う池田屋のランドセルは、牛革の魅力を最大限に際立たせたシンプルなデザインが多いです。
牛革ランドセルはカラー展開が少なくなりがちですが、池田屋は多くのカラーを用意しています。
王道の黒や赤、大人っぽさが演出できるブラウン系、可愛らしさ溢れる水色などから選ぶことができます。
中でもシルバーカラーのランドセルは周りと差を付けたい方にぴったりです。
また、背負いやすさや耐久性に加え、池田屋の牛革は特注の防水加工が施されているのも特徴になっています。
「しっかりお手入れできるか不安」という方にも安心でしょう。
さらに価格も比較的安いため、検討しやすいのも魅力の1つです。
無料で自分のイニシャルを刻印してくれるサービスなどもあるため、個性派を目指したい方はぜひチェックしてみてください。
4位:カバンのフジタ
カバンのフジタは、「光るランドセル」を始めとするオシャレなランドセルを多く取り扱っています。
ランドセル業界で初めて光る牛革ランドセルを編み出したことでも有名です。
山形県に本店を構えるカバンのフジタは、牛革ランドセルへの防水・防雪加工も施しているので安心です。
さらに、牛革ランドセルの中では少なくなりがちな背当てのカラーバリエーションも豊富に用意されています。
また、カバンのフジタの牛革ランドセルはキューブ型を採用しているため、コンパクトで軽めになっています。
重さがや大きさが心配な方は、カバンのフジタの牛革ランドセルを手に取ってみるのがおすすめです。
5位:萬勇鞄
牛革を使ったランドセルの中でも比較的安く手に入れられるのが萬勇鞄です。
価格が低いとはいえ、耐久性や耐水性もしっかりしているのが人気を誇っている理由でしょう。
萬勇鞄には男女共に使えるシンプルなものから、男の子向け・女の子向けの牛革ランドセルが用意されています。
無料ネーム刻印プレートもついてくるため、高級感と共に特別感も高くなるのも魅力です。
近年人気が高まっているパープル系やパステルカラーの牛革ランドセルも取り扱っているので、カラーでお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、ランドセルの素材について、牛革のメリット・デメリット、牛革ランドセルを取り扱うランドセルブランドのランキングをご紹介しました。
牛革ランドセルは、高級感や個性を演出できるため、子どもだけでなく親からも人気です。
最近の牛革ランドセルは重さや耐水性が大幅に改善されているため、安心して視野に入れられるようになってきました。
手入れが大変だからと諦めず、ぜひ牛革ランドセルを手に取ってみてください。