おおむね10年ごとに行われる学習指導要領の改訂などに伴い、教科書のページ数は、増加し続けています。
↑は、教科書発行の現状と課題(2021年度版)の「教科書のページ数は、増加し続けています。」というタイトルのページから引用しました。
時代の変化だけではなく、今回の新型コロナウイルス流行を受け、急激な変化を余儀なくされた学校事情…それが具体的にあらわれているのは、小学生が毎日背負っている「ランドセルの中身」 なんじゃないかと、ふと引用文を読んで思いました。
各ブランドがランドセルの軽量化を競い合っている今、小学生にとって本当に必要な通学カバンの形とはどういうものなのでしょう?今回は「ランドセル症候群」をテーマに考えてみました。
60%以上の小学生がランドセル症候群(※)予備軍…
※自分の身体に合わない重さや大きさのランドセルを背負ったまま長時間通学することによるココロとカラダの不調を表す言葉です。(中略)
引用元:小学生の3人に1人が通学時に「通学ブルー」「身体の痛み」を実感!
引用元の記事には、専門機関による小学生の子どもと親を対象にしたアンケートの結果、ランドセルの重さが原因で心身の不調を訴える声が多くあがったことから、症候群の警鐘を鳴らす内容となった旨が記載されています。
ただ、どうも原因は単純にランドセルの重さに直接関係しているというわけではないようで、どうやら小学校が定める校則「置き勉禁止」が事態を深刻化させているものと推測します。
アンケート結果によると、50%未満の小学生がかよう学校で置き勉が禁止されているため、毎日ランドセルに授業の道具・副教材・さらに最近ではテレワーク用のアイパッドなどを詰め込み、通学している様子。
結果、「60%以上の小学生が毎日3キロ以上の荷物を背負い通学している」ことが判明し、彼らはランドセル症候群の予備軍に当たる、というのが専門家の意見です。
…今回記事を読んで個人的に思ったのは、「校則を変える」しか問題解決の手立ては無いんじゃないか??という疑問。
コロナをキッカケに、良くも悪くも働き方の多様化が認められた今だからこそ、昔ながらの風習を見直し、すこしずつでもアップデートしていけば、こういった問題もちゃんと解決していくのでは。