今やカラフルなランドセルを背負っている子ども達を見るのが普通と化した日本ですが、ピンクや水色に薄紫といったように女の子が背負うランドセルはカラーが様々なのに対して、なぜ男の子はあまり豊富なカラーのランドセルを見つけられないのはなぜなのでしょうか?
そこで今回は、赤と黒が当たり前だった時代からなぜカラフルなランドセルが誕生したのか?そして男女それぞれ人気な色から見えるランドセルのカラー事情を説いていきます。
カラフルなランドセルが主流になったのはいつ?
ランドセルは1887年に誕生し、1960年代ごろから多くの家庭に普及していきました。
当時は東京五輪のトイレのピクトグラムに採用されていた男は黒、女は赤といったイメージからランドセルもそのカラー意識が定着し、黒や赤のランドセルを背負う小学生が当たり前となったのです。
そんな中で大手総合スーパーのイオンは2001年に24色ものランドセルカラーを展開します。
引用元:はなまるランドセル24の特長 | かるすぽランドセル | イオン
いままで見たことないカラーラインナップの多さに驚いた親御さんも多かったのではないでしょうか?
それを経て大手生地メーカーの株式会社ラクレは、ランドセル購入者アンケートを実施します。
このアンケートは児童に人気なランドセルの色を調べるもので、なんとこれまで主流だった赤が半数以下の票しか得られなかったのです。
これを機に平成はカラフルなランドセルを販売する企業が増え色鮮やかなランドセルは定着していきました。
男女それぞれ人気な色って?
ランドセルは男女色の好みがはっきりしており、どのメーカーを見てもほとんどが同じ色を揃えていることが多いです。
女の子の場合にはピンクや薄紫、水色、茶色、キャメル色、そして赤といったように様々な色が人気を集めています。
最近ではランドセルのフチにラインが入ったものがトレンドとなっており、ワンポイントが非常におしゃれなランドセルが人気です。
一方で男の子は黒や紺が圧倒的人気だと言います。
たしかにランドセルを販売している店頭を見ると、男の子にも人気がありそうな緑や紫、黄色といった色をあまり見かけません。
青もそんなには種類がないと言えるほど、そのカラーラインナップの違いに驚かされ、かつて定番だった色が一番人気であるのは意外に感じる方も多いのではないでしょうか?
こうなる理由は男の子のやんちゃな一面があるのかもしれません。
6年間使いながら日々様々な遊びでランドセルが汚れてしまうことからメーカーも黒や濃い色を販売するのでしょう。
男の子のランドセルでも探せばシルバーやグレーといったように様々な色はありますが、男の子の特性からやはり黒が人気を集めるのです。
そんな男の子のランドセルも、最近はラインが入ったものが人気だそうです。
黒や紺、青をベースに様々な縁取りラインで他のことの違いやおしゃれ感を生み出しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
小学生でであろうともランドセルのトレンドがあり、ここ数年で人気なランドセルも変化してきています。
女の子には赤が人気を集めていたり、男女共にラインが入ったランドセルが人気だったりと、どんどんおしゃれなランドセルが見られるようになっています。
今後もどのような変化を遂げていくのか楽しみでしょう。